今日も長文になりそう。
また、僕はメンタルの専門家ではなく、単なるうつ病患者なので、
間違った記述もあるかも知れません。
一昨日の月曜日に、渋谷で行われた、心理学ジャーナリストの
佐々木正吾さんの第4回マインドハックス研究会に行ってきました。
先月にもセミナーが行われて、その時は不安障害について
だったのですが、それは多分導入編だったのでしょう。
今回は、前回に比べて、かなり詳細に突っ込んだ内容で、
大変、示唆に富む面白い内容でした。
特に、うつ病には海馬が関係していると言うことが、これまでの
経験からも、大変腑に落ちる内容でした。
そのごく一部を紹介しますと、まずは、この図が出てきました。
(佐々木様、転記すみません。)
人がストレスを受けたときの反応を示した物です。

人がストレスを受けると、扁桃体が刺激を受けて、HPA系が
興奮し、そして、ストレスホルモンであるコルチゾールが分泌されて、
身体に、「逃走か闘争か」の反応が起こり、身体は臨戦態勢に
なります。これがずっと続くとまずいので、海馬からHPA系に
ストップがかかります。
具体的には、糖質コルチコイド受容体が増えて、HPA系を抑えるわけです。
これをHPA系フィードバックといい、健康な人なら、ストレスを受けても、
それを抑制する機能が働くわけです。
ところが!HPA系の抑制がきかない場合があるんです。
慢性的なストレスにさらされると、コルチゾールが出続けて、
それが、海馬を損ない、海馬機能が低下して、
糖質コルチコイド受容体が増えなくなります。
すると、HPA系を抑えきれなくなり、コルチゾールが出続けて、
ますます海馬を弱らせることになります。
海馬の機能が低下すると、セロトニン!(出てきましたね。)
も減少するそうです。そして、セロトニンは、長期的に海馬の
糖質コルチコイド受容体を増殖させる機能もあるので、
てことは、セロトニンとコルチコイド受容体は同時に
減っていくことになりますね。
そのため、パキシルなどのSSRIでセロトニンを増やそうと
しているわけですが、これまでの疑問だったことが
氷解しました。
SSRIを飲むと、数時間でセロトニンの量は増えるのに、なぜ、
効くのに早くても3週間以上、かかるのか。
また、うつ病の完治には、数年単位の長期間かかるのか。
セロトニンが増えても、そこで糖質コルチコイド受容体が
増えて、HPA系を抑制し、コルチゾールを抑えないと
効いてこないので、SSRIは間接的に効いてくるんですね。
また、うつ病になったら、まず休養と言われるのは、
海馬が弱った状態なので、ストレス源から遠ざけてやって、
まず、コルチゾールが出続ける状態をとめないと、
弱った海馬を働き続けさせることになります。
そうでなくても、うつ病になるのは、ストレス状態に
過剰に適応してしまうということもあるみたいです。
海馬が弱った状態で、コルチゾールが出続けていても、
仕事で働き続けてしまって、ついにダウンして、
うつ病になると考えても良いと思います。
また、うつ病の治療に長期間かかるというのも、海馬が修復されるのに、
時間がかかるからではないかと思います。
実際、重いうつ病の患者は、海馬が萎縮しているそうです。
このように、器質的変化が起きている場合は、回復に長い時間が
かかるのも当たり前という感じがします。
海馬というと記憶を司っていますが、僕も実はうつ病になって
2年間の記憶が曖昧なのです。
このブログを書いたり、ほぼ日手帳に日記を書いていたので、
読み返すと、そんなことがあったのかとビックリすることも
あります。
よほど、海馬が弱っていたのですね。
今後は、なるべくストレス状態への接触機会を減らして、
扁桃体を刺激しないようにしようと思います。
また、認知療法が効果がある部分は、この扁桃体への
刺激を少なくする部分にあるのではないでしょうか。
また、軽い運動が回復期のうつ病に効果があると言われているのは、
BDNFという脳由来神経成長因子が出て、痛んだり萎縮した
海馬の組織を修復するからではないかと思っています。。
他にも海馬のことを書くと、きりがなくなりますね。
もう十分、長文になってしまったので、この辺にします。
ここまでお読みいただいてどうもありがとうございました。
うーん、脳は奥が深い。
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