先日の10/15(土)、16(日)に宇都宮大学に
放送大学の面接授業に行ってきました。
タイトルは情報社会の福祉。
先生は宇都宮大学の工学部情報工学科の鎌田一雄先生です。
福祉と名は付いていますが、そこは工学系の先生ですから、
メインは情報工学で、技術が人間の暮らしや生活に、ひいては
福祉にどのように役に立っていくかといった観点からの授業で、
非常に面白かったです。
ネット社会に対する提言やこのようなブログのように
個人が情報発信を行えるようになった事や、それに伴うセキュリティーなどの
課題が取り上げられて、割と一般受けするような、授業と言うより、
市民大学みたいな感じになっていましたが、
その中で、取り上げられたトピックに、「ノーマライゼーション」と
言う言葉がありました。
これは、障害者や高齢者など、社会的に不利な立場にいる人達が、
健常者と同じような生活が出来るような環境作りが目的の考え方です。
その中で、人工内耳が取り上げられていました。
耳の聞こえない人が手術によって、人工的な蝸牛管に取り替えるもので、
ある程度聞こえるようになるもののようです。
(ある程度というのは、先天的に聞こえない場合は、音として聞こえるものの
言葉として理解できない場合があるとのことです。)
ところが、当の聴覚障害者の側から、反対の意見が相次いで
論争になっているらしいのです。
おおざっぱに言えば、手話に代表されるような聾唖者の文化が破壊されるという
ことらしく、聾唖者の家族同士でも孫に手術を受けさせるのを反対するとか。
技術は人の役に立つためにそのものを作っていると思うのですが、
なかなか難しいものですね。
ただ、障害者の中で、独自の文化があることを知ったこと。
また、障害者が、健常者と全く同じようにすることが果たして
幸せなことなのかということ。
障害者を健常者と同じようにというのは、
健常者のおごりではないのか。。などなど
週末、フルタイムで、授業を受けるのはしんどいと思うこともありますが、
これまで考えもしなかったようなことを考えさせられる示唆を
与えられたりするのは、とても心地良い経験だったりします。
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